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“手ぶらで出張”の「DUFL」が年内にも日本上陸

藤井涼 (編集部)2016年08月22日 08時00分
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 洋服や靴などを事前に預けておくことで、旅先や出張先のホテルに、指定した荷物を届けてくれるクラウドクローゼットサービス「DUFL(ダフル)」が、年内にも日本に上陸する。ビジネストラベルをメインとしたクローゼットに加え、ゴルフ場にクラウドからゴルフクラブを届けるサービスを開始する予定だ。

 「蛇口をひねると水が出る生活から、井戸から水を汲むことには戻れないように、1度使ったらやめられない」――。DUFLを利用することで、重いスーツケースを持ち歩いたり、空港で荷物が迷子になったりする煩わしさから解放されると、米ダフル インク共同創業者 ダフルインターナショナル プレジデントの塚本信二氏は語る。

米ダフル インク共同創業者 ダフルインターナショナル プレジデントの塚本信二氏
米ダフル インク共同創業者 ダフルインターナショナル プレジデントの塚本信二氏

“手ぶら”で出張--福利厚生で導入も

 サービスの利用方法はこうだ。ユーザーはまず、自身の衣類や靴、スポーツ用品などを、あらかじめDUFLのクラウドクローゼット(倉庫)に郵送して預けておく。そして、出張や旅行の際に、DUFLアプリを立ち上げ、クローゼットから「シャツ2枚」「靴下3枚」など必要なものを選び、滞在先のホテルなどを受け取り場所に指定すると、宿泊当日までにDUFLスーツケースに入った荷物がホテルに届く。

 ユーザーは最低限の手荷物だけで渡航し、滞在中はDUFLで受け取った衣類を着用。帰る前に使用後の衣類をDUFLスーツケースに詰めて、ホテルのフロントなどに預けることでDUFLが回収してくれる。あとは、行きと同じように少ない手荷物だけで帰ることができる。DUFLが回収した衣類は綺麗に洗濯・クリーニングされ、次回の依頼までクラウドクローゼットに保管される。

DUFLアプリの利用イメージ。預けた衣類などを選ぶ
DUFLアプリの利用イメージ。預けた衣類などを選ぶ

 米国では2015年5月から提供されているDUFL。ユーザー数は非公開だが、頻繁に出張をするビジネスパーソンから高い支持を得ているという。自宅で荷物を詰め、空港でスーツケースを預けて、渡航先の空港で受け取りを待つ。さらにホテルまでガラガラと音を立てながら運び、帰宅後は洗濯物の山。……DUFLを利用すれば、こうした無駄な時間を1回の出張につき5~6時間削減できると塚本氏は話す。

 確かに、スーツケースさえなければ、空港からホテルに寄らずに、そのまま取引先との商談にも行けそうだ。また、電車内のスペースを占領してしまい気まずい、気軽にトイレにいけない、コーヒーすら持ちにくいといった、スーツケースが生み出す“トラベルストレス”が圧倒的に減ることで、出張の多い従業員の満足度向上にもつながると塚本氏はみている。

ホテルに届くDUFLスーツケース
ホテルに届くDUFLスーツケース

 米国における料金は、DUFLクローゼット使用料が月に9.95ドル、クリーニング代と往復送料を含む1回の利用料が99ドル。「DUFLを使っていいから、その時間で業務効率の改善や戦略に時間を使ってほしいと言うコンサルティング会社もある。(DUFLで空いた時間を)友人や家族との時間に使ってもらい、社員のワークライフバランス改善に生かしたいという会社もある」(塚本氏)という。

 具体的な企業名は明かさなかったが、すでに米国の大手ホテルやコンサルティング会社、金融機関などが“福利厚生”の一環でDUFLを導入しているという。日本では、2015年9月にANAと提携し、ANAマイレージクラブ会員がDUFLに2ドルを支払うごとに1マイルを獲得できるようにした。また2016年1月には、700万会員を有する福利厚生業務代行のベネフィット・ワンと提携し、ポータルサイト「Benefit Station」にDUFLのメニューが追加された。

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