本格的で高性能な「Oculus Rift」から、安価で手軽に使える「Google Cardboard」まで、仮想現実(VR)映像を見るのに必要なVRヘッドセット(ゴーグル)の選択肢が増え、VRの世界が楽しみやすくなった。しかし、ヘッドセットで可能なのは、仮想世界の映像や音を一方的に受け取ることだけだ。
そこで、装着者の表情を仮想世界のアバターに反映させるVRヘッドセット「Veeso」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Veesoは、装着者の目や口の動きをカメラでとらえ、その情報をVR制御システムへ送信するVRヘッドセット。データ化した表情を仮想世界のアバターへ反映させると、同じ表情がリアルタイムに再現される。仮想世界のアバターを介してほかのユーザーとコミュニケーションする際、アバターの表情を変えることでより豊かな感情表現が可能になる。
表情データは、ゴーグル内部とゴーグル下部に設けられた2つの赤外線カメラで取得する。内部のカメラは視線の方向、まぶたの開き具合、まゆ毛の動きをとらえ、下部のカメラは口とあごの動きをトラッキングする。こうして得たデータに合わせてアバターの目や口を動かすと、アバターの表情が生き生きとしてくる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月20日まで。目標金額の8万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間7月21日14時)で集まった資金はまだ440ドル。キャンペーン期間はあと29日ある。
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