サムスン電子は7月14日、360度全天球カメラ「Galaxy Gear 360」を7月15日から、全国の家電量販店、主要ECサイトなどで発売すると発表した。市場想定価格は4万円台後半。
球体ボディの前後に約1500万画素のカメラを搭載。横3840×縦1920ピクセルの4K相当の動画と、30メガピクセルの高精細静止画をまるでその場にいるかのような臨場感で撮影できる。防滴(IPX3)、防塵(IP5X)性能を備える。
F値2.0の明るいレンズを採用しているため、暗い場所や夜景の撮影にも強い。最大200GバイトまでのmicroSDカードに対応する。Galaxy S7 edgeなどサムスンの一部のスマートフォンと連携して使用すれば、ライブビューイングが可能で、スマホの画面で被写体を確認しながら撮影できる。Wi-Fi経由で転送して動画の閲覧や編集も可能だ。
さらに同社の「Gear VR」と対応するスマートフォンがあれば、接続してすぐにVRを体験可能だ。
サムスン電子 ジャパンで製品担当マネージャを務める糸櫻幹雄氏は、「Galaxy Gear 360が思い出の残し方を変える」と意気込む。古くは絵はがきから、カメラ、ビデオカメラと変わり、SNSの登場によって手軽に写真をシェアできるようになった。
「Galaxy Gear 360が目指した世界は残したいと思った“空間”を切り取ること。そしてその空間をいつでも体験でき、“空間”ごと誰かにシェアできること」とし、従来の写真のような「平面」から「空間」に変えられると説明した。
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