NianticがAR(仮想現実)モバイルゲーム「Pokemon GO」を米国、オーストラリア、ニュージーランドでリリースしてから1週間も経っていないが、既に多数のポケモンファンを虜にしており、「ゲットだぜ」とばかりにユーザー数を拡大している。
Similar Webが集計した新しいデータによると、Pokemon GOは爆発的な人気を博しているという。米国でリリースされてからわずか1日のうちに、米国の「Android」搭載スマートフォンにおける同ゲームのインストール件数は、デートアプリ「Tinder」を上回った。2日目までに、米国内の全Android端末の5%強にインストールされた。
しかもユーザーらは同ゲームをインストールしただけでなく、夢中になってプレイしている。
「米国でこのアプリをダウンロードしたユーザーの60%以上が、これを毎日使用している。つまり、米国の全Androidユーザーの約3%が、このアプリのユーザーということになる」とSimilar Webのデジタルインサイトマネージャーを務めるJoseph Schwartz氏はブログに記している。「この統計値を見ると・・Pokemon GOはTwitterと互角になっており、数日のうちにさらにユーザー数が増加するだろう」(Schwartz氏)
Pokemon GOは端末のカメラやGPS機能を利用して、ゲームのキャラクターをユーザーの目の前に映し出す。無料でダウンロード可能だ。
任天堂は、2016年にソーシャルアプリ「Miitomo」をリリースしており、スマートフォンゲーム分野への進出を図るのはこれで2度目だ。任天堂は、さらに4つのスマートフォンゲームのリリースを現会計年度(2017年3月締め)中に予定しており、営業利益が堅調に増加することに期待していると述べている。
Similar WebによるとユーザーがPokemon GOアプリを使用する時間は、「WhatsApp」「Instagram」「Snapchat」「Messenger」よりも長く、1日あたりの平均プレイ時間は43分23秒となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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