最近のゲームは、グラフィックスが美しく動きも滑らかで驚くほどだ。もちろん、グラフィックスは魅力の1つだが、世界観やシナリオ、ゲーム性もゲームを楽しむための重要な要素だ。
そうしたゲームのさまざまな楽しみに、自作という要素を加えるオープンソース携帯ゲーム機「2048」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
2048は、横長の64×32ドットLEDマトリックス画面を搭載する携帯ゲーム機。表示ドット数は2048個で、これが名前の由来だろう。最新のゲーム機に比べると画像の表現力は雲泥の差だが、チープな画面がかえってデザイン性を高めている。
プロセッサは「Arduino ATMega 2560 R3」で、Windows PCやMacに接続して「Arduino IDE」によるコーディングが可能。色と明るさを制御する表示ドット数が少なく、画面制御が容易なので、ソフトウェア開発の学習や自作ゲームのプログラミングに適したプラットフォームだ。
基盤には周辺機器を接続できるピンが設けられている。音や光に反応するセンサを接続したり、ドローン制御用リモコンをコントロールしたり、工夫次第でゲーム機以外のさまざまな目的に活用できる。
2048のパッケージは、箱から出してすぐに使える「RTG(ready-to-go)」タイプと、部品を組み立ててゲーム機の構造を学べる「DIY(do-it-yourself)」タイプの2種類が用意される。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月22日まで。目標金額の2万ポンドに対し、記事執筆時点(日本時間7月1日19時)で約1万4500ポンドの資金を集めている。キャンペーン期間はあと20日ある。
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