Amazonが、同社初となるオリジナルブランドの食品をウェブサイト上でひっそりと発売開始した。現在売られているのは、「Happy Belly」ブランドのコーヒーと「Mama Bear」ブランドのベビーフードだ。Amazonの広報担当者によれば、どちらの商品も製造元はAmazonで、数日前に販売を開始したという。ただし、これらの商品を購入できるのは米国の「Amazon Prime」会員のみだ。
この2つの新商品は、Amazonが自社ブランド製品で新しいカテゴリに進出したことを意味する。同社はすでに、「Fire」タブレットをはじめ、電池、傘、電話コードといった「AmazonBasics」ブランドの製品、そして「Amazon Elements」の赤ちゃん用お尻拭きを販売している。Amazonにとって、今回の食品分野への参入は新たな大型市場を開拓するものとなる可能性がある。
自社ブランドの食品をさらに販売する予定の有無についてAmazonにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
2つの新製品を発売したAmazonの狙いは、自社ブランド「365」を展開するWhole Foods Marketのように、高価格帯の市場に参入することにあるとみられる。Mama Bearブランドのベビーフードはオーガニックで、Happy Bellyブランドのコーヒーも少量生産、有機栽培、フェアトレードが特長となっているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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