Acerのオンラインストアがハッカーによる攻撃を受けたとして、同社がカリフォルニア州検事総長にひそかに通知していたことが分かった。
台湾のテクノロジ大手Acerは米国時間6月15日付の書簡で、認められていない外部の第三者によるサイバー攻撃を受け、2015年5月中旬~2016年4月下旬までの完全なクレジットカード情報や氏名、メールアドレスなど約1年分のデータが流出したことを認めている。
同社は、パスワードやログイン情報が影響を受けた形跡は今のところ見つかっていないとしたが、その可能性を完全に排除したわけではない。
Acerの広報担当者は、データが流出した可能性のある3万4500人の顧客全員にその旨を通知したという。該当する顧客はいずれも、米国、カナダ、プエルトリコのユーザーだという。
今回の流出は、「MySpace」や「LinkedIn」「Tumblr」などを含めた、このところの相次ぐ「大規模なデータ流出」とは無関係と考えられている。これらの企業はいずれも、記録的なサイバー攻撃を受けたことで、数百万件のアカウントが流出している。
カナダのメディア大手VerticalScopeは先週、同社の運営するフォーラム1100件以上がサイバー攻撃を受け、ユーザーの電子メールアドレスやパスワードなどの個人情報4500万件近くが流出したことを認めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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