任天堂のゲーム機「ファミリー コンピュータ(ファミコン)」「Nintendo Entertainment System(NES)」は大成功を収め、世界中にファンがいる。また、任天堂という企業そのものも多くのゲームファンに愛され、2015年に当時の代表取締役社長だった岩田聡氏が亡くなられた際には惜しむ声や感謝の声がたくさん寄せられた。
そんな任天堂の世界的人気を証明するような書籍「Nintendo Entertainment System/Famicom:a visual compendium」が、英国で出版されようとしている。現在、実現に向けクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
同書は、「coffee table book」と呼ばれるタイプの、テーブルに置いて眺めて楽しむような170×230mmの大判書籍。日本向けファミコン、北米および欧州など向けNESのビジュアル面に焦点を当てている。美しいカラー印刷で、対応ゲームのピクセルアートや、ゲーム機そのもののプロダクトデザインなどを紹介する。
特にゲーム画像に多くのページを割き、さまざまなジャンルから100種類を超えるゲームのグラフィックスを掲載する予定。可能であればゲームマップも載せたいとしている。
当初242ページ構成にする計画だったが、Kickstarterキャンペーンで資金が順調に集められているため、記事執筆時点(日本時間6月9日11時)で402ページ構成、4ページの折り込みページ、特色インクによる印刷、ファミコン用周辺機器「ディスクシステム」のキャラクタ「ディスくん」をデザインした付属ステッカーなど、内容が充実してきている。
なお、同書の出版を目指すBitmap Booksは、これまで「Commodore 64」「Commodore Amiga」「ZX Spectrum」をテーマにした同様の書籍を発売してきた。
今回のKickstarterキャンペーンは支援受付期間が日本時間7月2日まで。記事執筆時点でキャンペーン終了まで22日あるが、すでに目標金額2万5000ポンドの5倍近い約11万8000ポンドの資金を集めている。
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