1990年代にNASA長官を務めたDan Goldin氏が、ニューラルコンピューティングを専門とする企業KnuEdgeの立ち上げを正式に発表した。1億ドルを超える民間投資を受けている。
KnuEdgeは2005年に創業したが、2つの部門(音声バイオメトリクスとデータセンターニューラルコンピューティング)が、最初の2製品を完成させるまで内部で取り組みを進めてきた。
KnuEdgeによると、音声認識及び認証技術のソリューション「KnuVerse」は、「ミッションクリティカルな戦場の条件下」で5年かけて製造された軍事グレードの技術だという。
今回KnuVerseが、雑音の多い実世界の環境で機能する人間の音声インターフェースに関心のある企業向けにリリースされた。コンピュータやウェブ、モバイルアプリ、IoT機器に認証システムを組み込んで使用することが可能だ。あらゆる言語に対応しており、わずか数ワードで認証できる。
「KnuVerseは既に数百万ドルの売り上げを上げており、商用販売は始めたばかりだが、Fortune 500に名を連ねる金融、ヘルスケア、エンターテインメント業界の企業から多大な関心を集めている」とKnuVerseのEVPを務めるKate Dilligan氏は声明で述べた。
またKnuEdgeは、データセンターやIoT機器向けのニューラルコンピューティング処理技術である「KNUPATH」を正式に発表した。「KNUPATH Hermosa」プロセッサは256個のプロセッサコアを搭載する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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