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ウェアラブルの王者「Fitbit」--日本市場で躍進するための一手とは - (page 2)

山川晶之 (編集部)2016年06月06日 14時30分
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――Fitbitの使われ方には、日本と海外で違いはありますか。

 日本のユーザーに話を聞くとさまざまな使い方をされています。女性であれば、睡眠にフォーカスした使い方が多く、何時に寝て、何時に起きて、どの程度寝返りして、今週は平均何時間寝たかを確認したいというニーズがあります。さまざまな体調管理をしていく中で、睡眠を自動でトラッキングしてくれるというのは、女性にとてもマッチしています。

 米国では、「アクティブ」「エクササイズ」といった“動”の部分が注目されていますが、日本の女性は食事の記録や、睡眠のトラッキングなどに関心が高いです。この違いには驚きました。

――日本でのユースケースを見るに、潜在顧客は多いと考えていますか。

 とても多いと思います。今回のAlta、Blazeの発表を機に、ぐっと増えるでしょう。

  • 「Fitbit Blaze」

  • 「Fitbit Alta」

――今回の新機種は、より広い層に訴求するためのものですか。

 Fitbitのベネフィットを考えると全世代で使える商品です。例えば、歩数計を持ち歩いているお年寄りの方がいますが、その数字は自分だけのものとして終わっていることがほとんどです。でも、それを共有することでお互いに励まし合ったり、元気でアクティブに暮らすことができます。

 また、身に着けるのであればおしゃれに着けたいですよね。Fitbitなら、クールにオケージョンに合わせたバンドに替えられます。それぞれのユーザーが日々生活されているシーンに合わせて変えて欲しいと思います。

 自己管理を楽しくしたいという思いもあります。仕事だけで日々大変ですので、きつい健康管理ではなく、ITを使って楽しく実施できるということをユーザーに伝えていきたいですね。

――そのメッセージを伝えていくためのプランはありますか。

 今回はSHIHOさんにアンバサダーになってもらい、より具体的に女性に使って頂けるよう発信しています。もちろん、男性などあらゆる方に使っていただきたいのですが、まずはファッションを切り口にしていくべきだと考えています。SHIHOさんには、さまざまな活動を通じてコミュニケーションできればと思っています。

――やはり若い女性がターゲットでしょうか。

 そこに絞るわけではありませんが、一つのボリュームゾーンとして、ファッションとフィットネスを切り口にメッセージを強く出していきたいと考えています。

他のウェアラブルデバイスとの一番の差別化ポイントは「コミュニティ」

――Fitbitと他のウェアラブルデバイスとの違いですが、プラットフォームが差別化のポイントになるのでしょうか。

 とても大きいですね。アプリやソーシャル機能のプラットフォームを提供しています。5つの要素(Fitbitが提供するデバイス、アプリ体験、個人的・ソーシャル的なモチベーションツール、アドバイス&ヒント、独自のトレーニングを指す)に莫大な投資をしています。他社からもさまざまな製品が登場していますが、やはりコミュニティを大切にしているのがFitbitの売りです。

 先行者利益というわけではありませんが、グローバルで使われていますので、すでにFitbitを使用しているユーザーが、他のユーザーにレコメンドするということもあります。コミュニティで友達とつながれば、みんなにアクティビティをシェアできるわけです。アクティブな生活を送るときのプラットフォームは大きな差別化になると思います。

Fibitが投資する5つの要素
Fibitが投資する5つの要素

――ITを使った健康管理という考え方は、前からお持ちだったのでしょうか。

 ITと言えば、生産性に言及することが多くありました。生産性も大事ではありますが、企業が競争力を生むために生産性を上げているのは人間です。“人間をITで健康にする”をサービスとして実践していたのがFitbitでした。そこにとてもシンパシーを感じたのです。

 ようやく、テクノロジを健康に使える時代になりました。今後も、この部分に注力していきたいと考えています。

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