Synology Inc.は6月3日、NASサーバの新製品として「DiskStation DS416play」を発表した。市場想定価格は、税込6万6000円前後。
DS416playは、1.6GHzのデュアルコアCPU「Intel Celeron N3060」(バースト周波数2.48GHz)を搭載した4ベイNASサーバ。シングルチャンネル4K Ultra HDまたは、トリプルチャンネル フルHDビデオをリアルタイムトランスコーディングできるのが特徴。また、幅広いファイル形式をサポートしており、Apple TV、DLNAデバイス、モバイル デバイス、PCなど、各種デバイスでの再生に適した形式のビデオファイルへと変換でき、視聴が行える。
Windows環境におけるRAID 5構成では、書き込み速度186.67 Mバイト/秒、読み込み速度225.68Mバイト/秒を超える高速処理を実現。
デュアルギガビットLANは、ハードウェア交換または、その他の予期しない状況下においてもサービスの継続性を確実にするためのフェイルオーバーをサポートする。
また、すべてのDiskStationとRackStationで稼働するウェブを使ったオペレーティングシステム「DiskStation Manager」(DSM)を採用。家庭・個人用途のバックアップからマルチメディアまで幅広いアプリケーションが提供され、直感的な操作が可能なユーザーインターフェースだ。
さらに、インターネット経由でDS416playのフォルダにアクセスできるファイル管理ツール「File Station」を搭載。ドラッグ・アンド・ドロップ操作で、PCやMacにデータをアップロードできるほか、文書、画像、動画などの検索に利用できる高度なフィルタなどの機能を採用する。
内蔵のFTPやEメールクライアント機能が搭載されるほか、ウェブアプリケーションを使ってファイルを整理したり共有したりできる。ファイルのリンクを送信することで、他の人とファイルやフォルダを共有するといった使い方も可能だ。
このほか、MailPlus、DS note、DS audio、DS video、DS photo、DS cloud、DS file、DS download、DS camといった対応モバイルアプリが提供されており、スマートフォンやタブレットを使ったアクセス・管理に対応する。
互換性のあるドライブタイプは、3.5インチ SATA III/SATA IIのHDD、2.5インチ SATA III/SATA IIのHDDまたは、SSD。最大内部生容量(RAIDタイプにより異なる)は、32Tバイト(8TバイトHDD×4)。
システムメモリとして、1Gバイト(DDR3)のメモリを搭載。外部ポートとして、USB3.0ポートを3つ備える。外形寸法は、高さ165mm×幅203mm×奥行き233.2mm。重量は2.04kg。
さらに、同社のCloud Stationを活用することで、Windows、Mac、Linux、iOS、Androidなど、複数のデバイス間でファイルを同期できるほか、Cloud Syncにより、Amazon Cloud Drive、Google Drive、Microsoft OneDrive、Dropbox、Box、Baidu Cloudとも同期できるようになる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス