Gawker Mediaを提訴した元プロレスラーのHulk Hogan氏に資金を提供していることが発覚して以来、Facebook取締役のPeter Thiel氏は激しい批判にさらされている。この件で、多くのパブリッシャーにとって重要な役割を果たすFacebookは、Thiel氏が取締役を務めていることに対する疑問の声を受けている。
最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏は米国時間6月1日、カリフォルニア州ランチョパロスベルデスで開催されたRecodeの「Code Conference」で、Thiel氏が今後もFacebookの取締役に留まることを明らかにした。
「今回の一件は、PeterがFacebookの取締役としてではなく、私人として行ったことだ」(Sandberg氏)
Hulk Hogan氏による訴訟を含め、Gawkerを相手取った複数の訴訟に対し、PayPal共同創設者でFacebookの初期投資家だったPeter Thiel氏が支援していることが明るみになり、騒動になっていた。Thiel氏は、Hogan氏を支援するために約1000万ドルを支払ったと報じられている。Hogan氏は3月、1億1500万ドルを超える損害賠償をフロリダ州の陪審裁判で勝ち取った。Hogan氏は、Gawkerが2012年に同氏と友人の妻(現在は疎遠になっている)のセックス動画を公開し、同氏のプライバシーを侵害したと主張していた。Thiel氏はのちに関与を認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス