蒸し暑い梅雨や猛暑の夏を快適に過ごすだけでなく、熱中症の危険を避ける必要があるので、除湿や冷房は無理に我慢せず使おう。ただし、エネルギーの節約とヒートアイランド化を防止するため、無駄なく賢く使いたい。
そこで、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中の、スマートホームシステムと連携可能な気象観測機器「WeatherFlow Smart Weather Station」を活用してはどうだろう。
この観測機器は、WeatherFlowが家庭用に開発したデバイス。計測する対象に応じて、「SKY」と「AIR」の2種類用意されている。いずれも、Bluetoothでスマートフォンやタブレットと連携し、無線LAN(Wi-Fi)でインターネットに接続する。気象データを取得するだけにとどまらず、さまざまな機能を提供できる。
SKYは、日照、雨、風を計測する。光センサは日差しと紫外線(UV)の強さを測り、日焼け止めを使うかどうか判断する際に役立つデータを得る。降雨状況は雨水を溜めて測るのでなく、触覚センサを使って計測する。風力と風向の計測には、一般的な計測器と異なり、音センサを利用している。
AIRは、温度、湿度、気圧を計測する。さらに、落雷や最大40km離れた雷のようすも把握できる。
SKYとAIRで取得した各種気象データをエアコン調整の参考にするのもよいが、スマートホームシステムに連携させると、快適かつ省エネルギーな生活が手間なく実現される。
例えば、雨が降るならスプリンクラーの散水を遅らせる、日の出のタイミングに合わせてファンを15分だけ回す、日没に合わせて照明をつける、風が強まったらガレージの扉を閉めるなど、天候に応じた自動制御が可能になる。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間5月30日12時)でキャンペーン期間は2カ月残っているが、すでに目標の2倍を上回る約4万4000ドルの資金を集めている。
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