South China Morning Post(南華早報)によると、Apple製品の製造を手がけるFoxconnは、6万人分の仕事を自動化したという。世界最大の電子機器製造企業である同社は、かねてより大規模な自動化を目指してきた。
Foxconnは声明で、「ロボット工学などの革新的な製造技術を応用し、それまで従業員が行っていた反復作業の置き換えを進めており、これにより従業員は訓練を通じて、研究開発、工程管理、品質管理などのより付加価値の高い部分に注力することが可能になる」としたうえで、「われわれは製造作業における自動化と労働力を引き続き強化し、中国において相当な数の労働力を維持していくつもりだ」と説明している。
Foxconnはまだ120万人を雇用している。
Foxconnは自社の産業ロボットを「Foxbot」と呼ぶ。Foxbotは、ロボットアームやピックアンドプレース装置から、自動の輸送車両までそろっている。同社では、労働者がいない「消灯工場」をすでに作っている。
とはいえ、ロボットはまだ、電子機器の製造において重要な微細な部品の確実な取り扱いに難がある。
Wall Street Journalが米国時間5月5日に報じた記事によると、FoxconnはFoxbotを自社で製造し、毎年約1万台生産している。そのFoxbotの製造工場で、約1600人が働いているというのは皮肉な話だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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