「Pebble Core」が発表された。同製品は筆者が最近見た中で最も説明が難しい製品の1つだ。Pebbleの他のウェアラブル機器とは異なり、同製品はスマートウォッチではない。
Pebble Coreは、スタンドアロンで多用途の「Android」搭載スマートボタンとみなすことができる。あるいは、「Spotify」版「iPod shuffle」のようにも機能するGPSフィットネストラッカーか。はたまた3Gオプション付きGPSトラッカーか。Pebble Coreはそれらすべて、そしてそれ以上になることを目指した製品である。
おそらくPebble Coreは、「Pebble Time」に欠けていた機能を、別個のクリップ式製品に搭載したものと考えるのが最も適切だろう。Pebble Coreは、スタンドアロンの3G機能を搭載し、スマートフォンなしでGPSによってランニングをトラッキングすることができる。3Gセルラー無線を介した音楽のストリーミングも可能だ(SIMカードに購入し、その料金を月額の通信料に加えるならば)。付属のヘッドホンジャックとBluetoothによって、少なくともSpotifyミニ音楽プレーヤーにはなる(4Gバイトの内蔵ストレージにダウンロード済みのSpotifyプレイリストを再生可能)。
Pebbleの最高経営責任者(CEO)を務めるEric Migicovsky氏によると、Pebble Coreはプログラム可能だという。ソフトウェアを実行できるだけでなく、前面の大きな2つのタッチボタンにスマートボタン機能を割り当てることができる。SOSメッセージをテキストで送信したり、Uberを予約したり、ドアを開けたり、照明を消したりといった、(Flicなどの)スマートボタンのあらゆる機能が、理論的にPebble Coreにおいて「Pebble」アプリインターフェースを介して実行可能である。
Pebble Coreは、GPSを利用した音楽再生で約9時間、スタンバイ状態で数日間、連続使用可能である。また、非接触充電規格「Qi」に対応する。
Pebble Coreは、Pebble製ウォッチ装着時はアクセサリとして機能するが、単体でも動作する。スマートフォンとペアリングすることも、単体で動作することもできる。
Pebble Coreは、Kickstarterで出資が募集されているが、リリースは2017年1月になる予定だ。現在のプロモーション価格は69ドルと、手頃である。ただし、宣伝されているとおりの製品になるかどうかは完全には明らかではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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