新興企業として世界2位の規模を誇る中国のXiaomi(シャオミ)でさえも、成熟した携帯電話市場で苦戦しているようだ。
Xiaomiの2015年の売上高は、2014年の743億元(113億ドル)からわずか5%増の780億元(119億ドル)にとどまったとFortuneが報じている。Xiaomiの広報が、北京で先週末に開催された技術系カンファレンスで語ったとして同誌は伝えた。Xiaomiの広報はその後、売り上げの数値を公表しておらず、Fortuneが公開した数字に関してコメントできないと、Fortuneに対して述べている。
金融関係者は5%増という数字を「横ばい」と見ている。前年と同じ成長率を維持するのに苦戦する業界全体の傾向に沿う形だ。Xiaomiは多くの携帯電話メーカーと同様に、アクションカメラ「Yi」、セットトップボックス「Mi Box」、小型電動二輪車「Ninebot mini」、そして直近ではドローン市場への参入を発表するなど、新しい分野への事業拡大を模索している。
Fortuneの記事によると、Xiaomiの評価額はそれでもなお400億ドルを超え、新興企業としてはUberに次ぐ位置につけているという。
米CNETはXiomiにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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