アマゾン、生鮮食品や日用雑貨の自社ブランド商品を準備か

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年05月16日 11時18分

 Amazonが、新しい自社ブランドシリーズを今後数週間のうちに発表する予定だという。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間5月15日、匿名の情報筋の話として報じた。

 これは、Amazonによる初の本格的な生鮮食品分野への参入となる。新しいブランドは、「Happy Belly」「Wickedly Prime」「Mama Bear」などの名称で、ナッツ、香辛料、紅茶、コーヒー、離乳食、ビタミン剤のほか、紙おむつや洗濯用洗剤といった日用品が対象になると、WSJは伝えている。

 報じられた動きは、CostcoやWalmart、Targetなど一部の主要小売業者の戦略に倣うものだ。こうした小売業者は既に、生鮮食品の販売は収益性が高いことを認識している。自社ブランドのポートフォリオは、企業がマーケティングやブランド開発に投じる費用を抑えられることから、通常のブランド品と比べて利益率が高くなる傾向にある。

 プライベートブランド製造者協会(Private Label Manufacturers Association:PLMA)によると、米国では、2015年の自社ブランド商品の売上高が過去最高の1184億ドルに達しており、前年から約22億ドル増加したという。

 新たなブランドの第1弾は、「Amazon Prime」会員だけに提供されるもので、5月末か6月初めに登場する予定だと、WSJは報じた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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