フィーチャーフォン時代に比べて、スマートフォンは電話をかけにくいと感じている人もいるかもしれない。実はスマートフォンでは電話をかけるとき、(1)ロック解除(2)電話アイコンのタップ(3)履歴画面の選択(4)人を選んで発信──の4ステップがある。
さらに画面の大きさから、両手で操作をするケースも少なくない。少ない画面タッチでかつ片手操作を実現するにはどうしたらいいかを考えた結果がスグ電だと説明する。
スグ電は、「発信」「応答」「切断」「拒否・消音」などの電話の基本機能が、タッチ操作をせずに利用できる。たとえば、発信ならよくかける人をあらかじめ登録しておくことで、(1)端末を振る(2)耳に当てる──の2ステップでかけられるようにした。右耳、左耳に分け、2人まで登録可能だ。さらに通話が終わったら、平らな場所にスマートフォンを裏向きで置くだけで切断できる。
発表会ではドコモのCMに登場する綾野剛さんや高畑充希さんが登壇し、高畑さんが従来のかけ方で、綾野さんがスグ電の手順でどちらが早く加藤氏に電話をかけられるかを競うデモを見せた。
なお、スグ電はXperia X Performance SO-04H、Galaxy S7 edge SC-02H、AQUOS ZETA SH-04H、富士通コネクテッドテクノロジーズ製「arrows SV F-03H」の4機種に対応する。
このほかにもドコモでは、使い方のヒントを適切なタイミングで配信する「おすすめ使い方ヒント」を5月19日から開始する。端末の利用状況を見て、使い方に迷っていると判断したとき、適切なタイミングでWi-Fiの接続方法などを表示するもの。データ通信端末「Wi-Fi STATION HW-01H」を除き、今回発表したすべてのスマートフォンとタブレット計6機種で対応する。
新サービスは、「家のあんしんパートナー」として提供してきたサービスメニューを拡充し、「dリビング」(月額450円)にリニューアルした。水漏れなどの生活トラブルや家事サービスのサポートも受けられる。従来から提供していた部屋のみまもり機能に加え、自宅の電力情報(料金や使用量等)を確認できるようにする家のモニタ機能も拡充した。
「iコンシェル」は、今いる場所や時間にあわせて、天気、交通、店舗やスケジュール等、ユーザーの生活をサポートするパーソナルなサービスだけでなく、家族で利用できるサービスへと進化させた。音声で操作できるようにしたほか、(1)グループ共有(スケジュール・メモ)(2)るすばんモード(3)住んでいるエリアのコンテンツ配信(4)dリビング連携──の4つの機能が加わった。例えば学校のイベントなど、家族でスケジュールの共有をしやすくしたほか、住んでいるエリアのチラシ情報などが受け取れる。
グループ会社のらでぃっしゅぼーや、ショップジャパンらは、ショップサイト「dショッピング」で健康的な食生活を目指す人に向けた食事を販売する。また、顧客満足度の向上を目指した店づくりの一環として、10月からドコモショップのユニフォームのデザインを一新するなどし、よりユーザーの生活を便利にする商品やサービスを提案していくとしている。
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