手軽かつ安価に利用できる3Dプリンタが普及し、家庭でも本格的な物作りが楽しめるようになった。しかし、3Dプリンタは成形に時間がかかるため、いわゆる量産には適していない。
そこで、手軽に真空成形のできる「FormBox」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
FormBoxは、熱を加えて柔らかくした素材を型に押し当て、空気とともに吸引することで形を作る真空成形機。吸引に一般的な掃除機を活用することで、机の上に置いて使えるほど小型化することができた。
使い方は簡単。まず、シート状の素材を可動式の台にセットし、下部の台に型取りするものを置く。続いて、ヒーターで素材を暖めてから、型に押しつけ、掃除機で吸引すると成形される。
成形されたものは、切り出してそのまま使うほか、石こうやチョコレートなどを流し込むための型としても利用可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月4日まで。記事執筆時点(日本時間5月9日14時)でキャンペーン期間は25日残っているが、すでに目標金額5万ドルの5倍近い約24万8000ドルの資金を集めている。
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