謎は続く。電子通貨「Bitcoin」の考案者だと新たに名乗り出たCraig Wright氏は、公開すると主張していた証拠の公表を取りやめた。
うわさや反論が過熱したのを受けて、及び腰になったという。Wright氏は米国時間5月5日、これまでの主張を投稿していたのと同じウェブサイトに声明文を掲載し、その中で次のように述べた。「何年間も匿名で隠れていたが、それも終わりだと信じていた。しかし、この1週間で事態が進展するにつれて、最初のキーに対するアクセスの証拠を公開する準備を進めていた私は、壊れてしまった。私には勇気がない。できない」
この1週間に起こった事態としては、新たに名乗り出たWright氏の主張の妥当性をめぐって、激しい議論が巻き起こったことがある。オーストラリアの起業家であるWright氏は今週に入って、自身がSatoshi Nakamoto氏として知られるBitcoinの謎の考案者(または考案者の1人)だと主張して、一躍注目を集めた。Wright氏はさらに、文書を通じて、またNakamoto氏が初期の頃に所有していたことで知られるブロックアドレスからBitcoinを移動することによって、自分がNakamoto氏だという「決定的な証拠」を数日のうちに公開すると約束していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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