「Makuake」がCerevoと業務提携--大企業でも小ロット生産による製品開発が可能に

 サイバーエージェント・クラウドファンディングは5月2日、同社が運営するクラウドファンディングサービス「Makuake」において、Cerevoと業務提携すると発表した。

 今回の提携により、クラウドファンディングを予定している企業に対して、製品の実現性や新規性など一定の条件に基づいた審査を踏まえた上で、Cerevoを製品の製造パートナーとして紹介する。これにより、Cerevoが持つ小ロットでの量産技術を活用し、新製品の開発に必要なノウハウ、技術面をサポートする。

「Makuake」がCerevoと業務提携
「Makuake」がCerevoと業務提携

 今回の業務提携について広報担当者に確認したところ、大手企業における「製造ロットの確保」に関する課題を解決する狙いがあるとしている。大手企業では、新しいプロダクトを立ち上げる際、大量のロットが見込めないと製品開発できないケースが多く見られるという。特に、新しい発想による「売れるかどうか分からない製品」では、プロジェクト自体をスタートすることができない。

 そこで、大企業でも新製品を生み出しやすいよう、Cerevoなど小ロットでの製品製造技術を持つ企業をパートナーとして紹介。プロジェクト創出に関する障壁を排除する。なお、Makuakeではこれまでも、東芝による学習型アルコールデバイス「TISPY」において、小ロットでの生産技術を持つスタッフ社と連携して製品開発を実現している

 今後は、Cerevoを筆頭にサポートパートナーを増やしていく予定。もちろん、大企業だけで無く中小企業やスタートアップのプロジェクトでも、小ロット生産に関するサポートを展開するとしている。

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