あれをちゃんと読むと分かるんですが、”激怒してみせた”けれど、本人に対しては怒っていないよ、ということを伝えたかったんですけど、有料記事だったので見出ししか見ない人もいて……。僕の名前で検索すると、結構「激怒」って出てくるんですけど、会社で本気で怒ったことはほとんどないですね。
はっきり言って社員には自由にやらせているし、退職について怒ることもありません。ただ、会社としてこれは価値観として認めるとか、これは駄目だということは示さないと、やはり組織の体をなさない。示しをつけるために書いたら炎上したっていう(笑)。僕の考え方は基本的にブログなどで発信しているので、社員にも伝わっていると思います。
僕のブログは見ていると思いますよ。ただ、押しつけがましいことを書いても逆に読まなくなるので、基本的には視聴率を意識しながら書いてますけど。
基本的には変わらないんですが、僕らが会社を作ったころと今では事業環境が違っていて、そう簡単に若いやつが頭角を現せる状況じゃなくなってきているんですよね。たまに、新しいソーシャルゲームやスマホアプリで学生でも入ってこれる世界がありますが、やはりみんなレベルが上がってしまっている。そうすると若手が抜擢されたり、頭角を現したりできる機会が減っていくので、そこを意図的に作っていきたいと思っています。
僕もそうでしたけど、やはり早いうちにいろいろな責任のある仕事をしたり、注目を浴びたりすることが自分を育てるので、人材を育てるためには若いうちから活躍させないといけない。そこで、社内にYMCAという20代中心の若手組織を作りました。
そうなんですが、これを惰性でやっていくと減っていくんですよね。最初のうちは新卒でも作れるスマホアプリなどもあったのですが、今はあまりないじゃないですか、新しい事業の種が。そもそも大企業化するとそういうことがやりづらくなるので、意図的にやらないといけないフェーズになっていますね。
うちでベテランといっても、一番古くても30代後半にさしかかるくらいなので、普通に脂が乗りまくってますよね。これは予見していたことなんですが、ネット業界も経験とか知識とか人脈がある人が活躍する業界に変わりつつあるので、ベテランというか、そういう人たちの価値が相対的に上がりつつある。会社としては平均年齢は30歳前後ですけど、全員が20~30代みたいな会社ですから。発展途上国みたいなもんですよ。
※第3回「藤田晋氏が語る”麻雀”」は5月1日(日)に掲載
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