朝日新聞社は4月26日、マンションやアパートなどの管理業務を請け負うベンチャー企業、アクシスモーションと業務・資本提携したと発表した。
アクシスモーションは第三者割当増資を実施し、朝日新聞社と投資ファンド、グローバル・カタリスト・パートナーズ・ジャパン(GCPJ)が計約2億1千万円を出資した。朝日新聞社とGCPJはそれぞれ1人ずつ、同社に取締役を派遣する。同社はこの資金を使って人材活用や技術開発を進めるほか、ハウスメーカーや不動産開発会社、鉄道系不動産会社などとのタイアップも進めていくとしている。
今回の提携により、新聞を販売する朝日新聞サービスアンカー(ASA)は、マンション、アパートなどの管理支援業務を開始する。ASAの従業員らは業務の合間にマンションなどの空室や共用部分を点検し、不動産管理会社に報告するほか、簡単な清掃なども行うとしている。
報告システムは、アクシスモーションが開発した「PMアシスト(ピーエムアシスト)」を活用する。PMアシストは、ITと人の力を組み合わせ不動産管理会社の業務支援をするサービスで、スマートフォンやタブレットを使って簡単に建物管理の実施、報告、レポート化までを一貫して提供できるしくみだ。
朝日新聞社では、地域に役立つASA業務の一環として首都圏から始め、順次全国に広げていきたいとしている。なお、朝日新聞社とアクシスモーションの提携協議は、新規事業開発やベンチャー企業への投資などを担当する朝日新聞社メディアラボが進めた。
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