YouTubeは米国時間4月18日、視点を上下左右に動かして景色をぐるりと見渡せる、いわゆる360度動画のライブストリーミングを開始することを明らかにした。
まず手始めに、YouTubeは今週末カリフォルニア州インディオで開かれる音楽イベント「コーチェラ・フェスティバル」の一部パフォーマンスをライブストリーミングする。
この360度動画は、タブレット、デスクトップPC、スマートフォン(「iPhone」と「Android」のいずれか)で視聴できる。ただ、完全な仮想現実(VR)効果を得るためには、VRヘッドセットを通して見る必要がある。例えば、ごく安価で買えるGoogleの「Cardboard」などだ。
また、ユーザーにも360度動画をライブ配信してもらうため、YouTubeは、500ドルの「ALLie Home」カメラを製造するIC Real TechなどのVRカメラメーカーや、VR映像のスティッチング用プログラムを開発しているVahana VRのようなソフトウェア会社と提携している。今後は企業などが、宣伝やオーディエンスの拡大を目的として360度動画のコンテンツを提供するものとみられる。
これとは別に、YouTubeは、Android向けのYouTubeアプリで視聴されるライブ以外の動画について、音声をよりリアルなものにする意向を明らかにした。つまり、ヘッドホンを使って視聴される場合に、例えば遠くで爆発が起きる動画であれば、動画の作成者はそれを目の前で何かが爆発するような音ではなく、もっと抑えた爆発音にできるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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