「平成28年(2016年)熊本地震」関連情報まとめ

 4月14日の21時26分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする最大震度7の大規模地震が発生した。

 このページでは、「平成28年(2016年)熊本地震」に関連した情報を1つのページに集約。安否確認ツールや災害情報、通信情報を配信するウェブサイト、ライフラインに関する情報、各企業が提供するツールなどを紹介する。

 なお、PCメーカー、カメラメーカーなどメーカーの修理対応などはこちらを参照のこと。

PCメーカーや通信キャリアら、熊本地震で修理の減額など支援--メーカー対応まとめ

震災情報

NTT東西、災害用伝言板を提供、携帯各社も伝言サービスを提供

 災害用伝言板は、災害時に音声発信が集中してつながりにくくなった場合に、ユーザーからメッセージを一度預かるサービス。他社の携帯電話やPCからでもメッセージを確認することができる。各携帯キャリアの災害用伝言掲示板はこちら(NTTドコモKDDIソフトバンクY!mobile)。

NTT東西、災害用伝言ダイヤルを提供、携帯各社も音声お届けサービス開始

 災害用伝言ダイヤルは、被災者の電話番号をキーに、安否情報を音声で登録・確認できるサービス。また、災害用音声お届けサービスは、災害時に音声発信が集中してつながりにくくなった場合に、パケットを使って音声メッセージを送信するサービス。携帯各社の音声お届けサービスはこちら(NTTドコモKDDIソフトバンクY!mobile)。

Google、「パーソンファインダー」を提供

 Googleが提供する安否情報確認サービス。被災者やその方の安否を知る人が安否情報を提供することで、特定の人物の安否が確認できる。

Facebook、災害時情報センタを開設

 Facebookは安否確認ツール「The Kumamoto Prefecture Earthquake」を提供。地震の影響を受けたと思われる地域のユーザーが無事であることを登録すると、情報センタに一覧で表示される。本人以外のユーザーが安否情報を登録することもできる。

各企業が収集した安否情報を一括検索できる「J-anpi」

 NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ワイモバイルの災害用伝言板の情報を集約。NHK、日本郵便、Googleパーソンファインダーが収集した安否に関する情報なども検索することができる。

Google、「クライシスレスポンス」を提供

 熊本地震に関する情報をまとめたポータルサイト。災害情報マップや、地震関連のニュースをライブ配信するサイトへのリンクを掲載している。

NHK NEWS WEB、熊本地震に関する特設サイト

 NHKのニュースサイト内に開設された熊本地震に関する特設サイト。写真や映像なども含め、時系列順でニュースを掲載している。NHKでは、テレビニュースをリアルタイム配信する特設サイトや、NHKラジオをオンラインで聴ける「らじるらじる」を提供している。

「Yahoo!地図」、通行止め情報と鉄道運休情報を掲載

 本田技研工業が提供する道路通行実績情報をもとに、通行止めの箇所をマップに表示。Yahoo!地図が独自に集めた鉄道各社の運休・運転見合わせ区間も、地図上に表示する。

トヨタ、「通れた道マップ」を公開

 トヨタの「G-BOOK」搭載車両から収集したプローブ情報と、「T-プローブ交通情報」をもとに、被災地域で車が通行できた道路をマップ上に表示する。

全社協、熊本地震に関連したボランティア情報の特設サイトを開設

 全国社会福祉協議会が開設した災害ボランティアに関連した特設サイト。現地へのボランティア支援を考えている人向けに、募集状況などを掲載している。

ライフライン

炊き出し&支援物資集積地点

 若者向け熊本大分支援コミュニティ「Youth action for Kumamoto」がGoogle Map上に公開している、炊き出しや支援物資を提供する場所をまとめたページ。このほか、給水場所などライフラインに関わる情報を集積したマップを公開している。

アパマンショップ、熊本地震被災者向けに空室物件を無償提供

 アパマンショップは、熊本地震の被災者に同社管理物件を短期的に無償提供する。受け入れ可能なエリアは、九州全域および山口県。物件などの詳細は、専用のホットラインから確認できる。

Airbnb、熊本地震被災者向けに宿泊場所を無償提供

 Airbnbは、被災者向けに宿泊場所を無償で提供開始した。同社のホスト(住居提供者)に支援を要請。無償での部屋の貸し出しを承諾したホストと被災者をマッチングさせる。

通信

NTTドコモ、熊本地震における復旧エリアマップを公開

 熊本県と大分県の一部地域において、NTTドコモの携帯電話が利用できない、または利用しづらい状況が発生している。現在、同社では復旧作業を進めており、利用可能なエリアマップを公開している。

KDDI、熊本地震における復旧エリアマップを公開

 熊本県と大分県の一部地域において、KDDIの携帯電話が利用できない、または利用しづらい状況が発生している。現在、同社では復旧作業を進めており、利用可能なエリアマップを4GLTEと3Gに分けて公開している。

ソフトバンク、一部エリアで通信が利用しづらい状況に

 熊本県と大分県の一部地域において、ソフトバンクの携帯電話が利用できない、または利用しづらい状況が発生している。現在、同社では復旧作業を進めており、4月18日13時現在で上益城郡御船町と上益城郡山都町での復旧が完了している。

携帯キャリア3社が公衆Wi-Fiを無償開放

 携帯キャリア3社が提供する公衆Wi-Fiにて、災害用統一SSID「00000JAPAN」を提供開始した。各キャリアのユーザーでなくとも通信可能。提供エリアは各キャリアのサイトから確認できる(ドコモKDDIソフトバンク)。現地住民の方によると、コンビニや各種施設で利用可能とのレポートが上がっている。

KDDI、熊本県と大分県の学校など公共施設に無料Wi-Fiと充電スポットを設置

 避難場所などの公共施設でWi-Fiと充電スポットを無償開放。KDDIやWi2ユーザーでなくとも利用できる。

ソフトバンク、熊本県と大分県の学校など公共施設に無料Wi-Fiと充電スポットを設置

 ソフトバンクでは、避難場所などの公共施設でWi-Fiと充電スポットを無償開放。ソフトバンクユーザーでなくとも利用できる。一部では2.1GHz帯の3G回線も提供している。

NTTBP、宮崎県内の無料Wi-Fiを登録なしで利用可能に

 NTTBPが提供する無料Wi-Fi「MIYAZAKI FREE Wi-Fi」を災害モードに移行。利用登録なしで接続可能に。同社では、熊本県内の「くまもと無料Wi-Fi」、大分県の「Onsen Oita Wi-Fi City」も同じく開放している。

公衆無線LAN「USEN SPOT」を無料開放

 USENでは、熊本県内の店舗に設置している公衆無線LAN「USEN SPOT」を一時的に無料で開放した。ネットワーク名(SSID)「00000JAPAN」を選択すればWi-Fi通信が可能になる。

募金・義援金

日本赤十字社の熊本地震に関する義援金受付サイト

 日本赤十字社は、義援金に関する情報を特設サイトで掲載している。送金方法は、郵便振替、銀行振り込み、熊本県支部での受付に対応している。

ヤフー、熊本地震に関する特設サイト開設、募金の受付開始

 ヤフーが開設した募金受付サイト。「Yahoo!ウォレット」を利用することで、クレジットカードや「Tポイント」からの募金にも対応する。

KDDI、社会貢献サイト「キボウのカケハシ」にて募金受付開始

 100円からの募金に対応する。募金方法は、月々の通信料と合算して支払いでき、auポイントなども利用できる「auかんたん決済」と、「じぶん銀行」の口座から寄付できる。

楽天、ポイントで寄付できる特設サイトを開設

 楽天カードや楽天ポイントからの寄付に対応する。100円からの募金が可能。他社のクレジットカードを利用しているユーザーでも、楽天ポイントを所有していれば寄付できる。

日本財団による「支援金」と「義援金」を解説するサイト

 よく混同されがちな「支援金」と「義援金」の違いについて解説している。被災地での救急・復旧活動に使われるのか、被災地に届くまでの時間など、両者では異なる点がいくつかある。

CCC、TポイントとTSUTAYA店頭で募金を開始

 カルチュア・コンビニエンス・クラブでは、5月31日までの間、「Tポイント募金」と「TSUTAYA店頭募金」を実施する。Tポイント募金については、PC、スマートフォン、携帯電話のウェブサイトで、Tポイントを1ポイント(1円相当)から寄付ができる。

LINE、「熊本地震 被災地支援スタンプ」販売開始

 LINEは、熊本地震による被災地支援として、LINEドネーションスタンプ「熊本地震 被災地支援スタンプ」を販売中だ。5月18日までの期間、該当スタンプをLINEアプリ内のスタンプショップ、およびLINE STOREにて120円(LINEコイン:50コイン)で購入できる。

ツール

パイプドビッツ、情報資産プラットフォーム「スパイラル」を震災に関する連絡手段や情報共有手段として無償提供

 スパイラルの提供により、各種連絡やボランティア活動などの案内などに利用できる「メール配信アプリ機能」や、安否確認や対応ステータス管理に活用可能な「問い合わせ管理」などが使用できる。

インクリメントP、Android向け有料地図アプリ「MapFan」を無償提供

 インターネットに接続しなくても利用できるオフラインタイプの地図アプリ。モバイルネットワークが遮断された環境でも、スマートフォン内蔵のGPSを利用することで現在地を把握することができる。また、iOS向けは九州・沖縄版がすでに無償で提供されている。

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