NTTドコモは4月14日、2年定期契約満了後の解約金(9500円)のあり・なしをユーザーが選べる2つのコース「フリーコース」「ずっとドコモ割コース」を発表した。プランは6月1日より選択可能。
長期ユーザー向け施策もアップデートされ、利用年数に応じてパケットパックの料金が割引となるサービス「ずっとドコモ割」を拡充。これまで5年以上利用しているユーザーを対象としていたが、今回4年以上利用しているユーザーも適用範囲内となった。
最大割引額も引き上げられ、シェアパック10~30利用者において、割引額が月額2000円から2500円に増額される。データMパック、データLパック、シェアパック5を契約しているユーザーも、割引適用年数が10年以上から4年以上に引き下げられている。
今回、2つのプランの提供開始にあわせ、2年定期契約を更新したユーザー向けに「dポイント」3000ポイントを支給する「更新ありがとうポイント」を開始した。端末購入やdマーケットでの購買に利用でき、更新期間終了から6カ月間にポイントの獲得、利用が可能。
フリーコースは、ずっとドコモ割や更新ありがとうポイントが適用されない代わりに、基本プラン料金はそのままで解約金が不要となるコース。ずっとドコモ割コースは、2年間の契約を更新したユーザーに、ずっとドコモ割や更新ありがとうポイントが適用される。
コースの選択は更新期間で可能となる。契約更新時にフリーコースを申し込まなかった場合、自動的にずっとドコモ割コースが適用される。eサイト、インフォメーションセンター、ドコモショップで申し込める。同社では1〜2割がフリーコースに移行すると見ている。
対象プランは、カケホーダイプラン(スマートフォン/タブレット)、カケホーダイプラン(フィーチャーフォン)、カケホーダイライトプラン、データプラン(スマートフォン/タブレット)、データプラン(ルーター)。
同日に緊急会見を開いた、NTTドコモの取締役常務執行役員 経営企画部長である阿佐美弘恭氏は、顧客からの要望として、(1)利用が少ない人向けのプランがほしい、(2)2年たったら解約金がかからないようにしてほしい、(3)長く使っている人をもっと優遇してほしい、の3点を挙げた。
そこで、利用が少ない人向けの対応として、1月から家族で毎月5Gバイトのデータ量をわけあえる「シェアパック5」(月額6500円)を提供。また、3月からは「カケホーダイライト」の適用条件をシェアパック15Gバイト以上から、5Gバイト以上へと拡大した。
今回新たに開始する、2年後の解約金ありなしを選べるコースの新設や、「ずっとドコモ割」の拡充、「更新ありがとうポイント」の提供などによって、残りの2つの要望にも応えられると説明。「長期利用割引はドコモだけ」(阿佐美氏)とアピールしたが、実際にどれだけのユーザーが長期利用しており、割引の対象になるのかについては、「数は控えさせていただく」と明言を避けた。
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