ソフトウェアエンジニア向けの自動コードレビューサービス「SideCI」を運営するアクトキャットは3月29日、事業の拡大を目的に、ベンチャーユナイテッド、YJキャピタルが運営するファンドから資金調達したと発表した。調達額は数千万円規模。
SideCIは、GitHub上でのコードレビューを自動化するサービス。エンジニアに代わって、ソースコードを解析し問題点を指摘することで、コードのレビューにかかる時間を削減するとともに、ソフトウェアの品質向上を図れる。GitHubの公式連携サービス(GitHub Integrations)に掲載され、海外ユーザー比率が増加するなど、日本発のエンジニア向けサービスとして拡大を進めている。
同社では、現在までにコードレビューの自動化機能をRuby、PHP、JavaScript、Python、Goなどの複数言語に提供するとともに、一部言語にレビューでの指摘内容の自動修正機能などを追加していた。
今回の資金調達により、エンジニア採用での開発チーム体制を強化し、SideCIのサービス向上を目指す。また今後は、コード品質の高度な分析機能、バグや障害とコードの品質を関連付けする機能などの提供を予定しており、国内外問わずエンジニアの生産性を高めるサービスを提供するという。
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