東芝と開発会社「スタッフ」、学習型アルコールガジェットを制作--Makuakeで支援募集

 サイバーエージェント・クラウドファンディングは3月25日、同社が運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」において、東芝と開発会社「スタッフ」による、利用者の飲み過ぎを防ぐための学習型アルコールガジェットを制作するためのプロジェクト「アナタの酔いをコントロール。大人の新習慣、学習型アルコールガジェットTISPY(ティスピー)」を開始したと発表した。

 同製品は、利用者の呼気中のアルコール濃度を測定し、体内のアルコール濃度を測定・データを蓄積することにより、翌日の予定に影響が出るような、飲み過ぎによる二日酔いにならないためのアドバイスを通知するもの。東芝が展開する無線LAN搭載SDメモリカード「FlashAir」を活用することにより、ウェブアプリとの連動にも対応する。

TISPYに息を吹きかけることで、呼気中アルコール濃度を測定
TISPYに息を吹きかけることで、呼気中アルコール濃度を測定
「酔いさめ予測タイマー」機能など、その他アプリも開発中
「酔いさめ予測タイマー」機能など、その他アプリも開発中

 従来のアルコールチェッカーは、計測時点でのアルコール濃度の測定を行うものだが、TISPYは測定を重ねるごとにデータを学習し、個々のユーザー向けにパーソナライズされるのが特徴。「いつもと比べて今日はペースが速い」「そろそろ水を飲んだ方が良い」など、利用者にあわせて最適なアドバイスが表示される。

 お酒のボトルを開けるように、キャップを回転させることでアルコールセンサ部を露出でき、今までのアルコールチェッカーとは一線を画する、持ち運びしたくなるデザインも特徴だという。


本体中央には有機ELディスプレイが搭載

 一般販売の想定価格は、税込1万1556円。同プロジェクトの早割では、約30%割引の8100円コースなどが設定されている。

 キャップ部分を除く外形寸法は70×70×18mm。重量は約100g。開発スケジュールは、4月に試作を完了させ、7月に金型の作成、8月に製造、9月より出荷を開始する。

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