米Yahooの最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏は今、強敵と対峙している。物言う株主として知られる投資会社Starboard Valueが、同氏を含むYahooの取締役全員を交代させるよう求めてきたのだ。Starboardは、代わりに新たな取締役会が「再建計画、事業の分離、または資産売却」を監督するよう求めている。
Starboardは、Yahooの他の株主に宛てた書簡の中で、「われわれはYahooの悲惨な業績、稚拙な経営、最悪の報酬および雇用制度、取締役会における説明責任と監督責任の全般的な欠如に大変失望している」と述べた。
書簡には、さらに次のような記載がある。「われわれは、取締役会が株主の利益を最優先に考える意思決定に必要なリーダーシップ、客観性、視点を欠いているのは明らかだと考えている」
Yahooは、同社取締役会の指名および企業統治委員会が提案を精査して、「適切な時に対応する」と述べた。米CNETはStarboardにコメントを求めたが、上述の書簡以外に回答は得られなかった。
Yahoo株の1.7%を保有するというStarboardは、2016年中に開催されるYahooの年次株主総会で、現職の取締役に代わる9人の候補を自ら指名するつもりだ。これらの候補の中には、StarboardのCEOであるJeffrey Smith氏や、Chicago Tribune、Los Angeles Times、Baltimore Sunを所有する出版社Tribune Publishingの取締役を務めるEddy Hartenstein氏が含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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