世界的な人気ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズに、表示するメッセージを自由に変えられるバッジが登場した。魔法使いだからこそ使えるバッジだったが、SF界の巨匠であるアーサー・C・クラーク氏によると「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」そうなので、現代の技術を使えばハリポタのバッジも実現できるだろう。
同じことを考える人はほかにもいて、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にカラーディスプレイでデザインを変えられるピンズ(ピンバッジ)「Pins Collective」が登場した。
Pins Collectiveは、円形の1.34インチ反射型カラー液晶画面(LCD)を搭載する直径5cmのバッジ。静止画だけでなく、GIFアニメーションの表示も可能。バックライトも備えており、明るい場所でも暗い場所でもよく見える。バッテリ駆動時間は、静止画だと74時間、動画だと2.5時間。
表示内容は、スマートフォンの専用アプリで変更する。あらかじめ用意されているデザインから好きなものを選んだり、文字や写真、絵などから自分でデザインを作ったりできる。自分のデザインを、Pins Collectiveコミュニティでほかのユーザーと共有しても楽しめる。
専用アプリの各種機能にアクセスするためのソフトウェア開発キット(SDK)が用意されているので、ほかのアプリなどからPins Collectiveを操作できるようになる。開発チームは、複数のウェブサービスを連携させる技術If This Then That(IFTTT)にもいずれ対応させたいという。
なお、ピンズと称しているが、背面から垂直に出ている針をバタフライクラッチで留める形式でなく、いわゆる“缶バッジ”と同じく安全ピンを使うタイプなので、厳密にはピンズではない。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月1日まで。目標金額の7万5000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間3月14日12時)でほぼ目標達成の7万4806ドルを集めている。キャンペーン期間はあと17日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス