オンライン資格試験サービス「資格スクエア」を運営するサイトビジットは3月15日、脳研究者・池谷裕二氏監修のもと、人工知能を活用した「脳科学ラーニング(問題演習)」機能をリリースしたと発表した。
脳科学ラーニングは、独自のアルゴリズムにより、個人の理解度に合わせた問題が提示でき、従来よりも確実な記憶定着が実現できるという。司法試験講座、行政書士講座を皮切りに、順次提供を開始する。
理解度に合わせて複数講義分を出題する「確認テスト」、受講者全員が共通した問題を解くテスト形式の「総復習テスト」の問題演習が用意され、脳科学ラーニングの成績や講義の視聴進行度を、成績・進捗管理機能で閲覧できるという。
特徴は、解答を「もちろんO」「たぶんO」「たぶん×」「もちろん×」の4択にすることで、記憶が曖昧な状態で正解した問題も判別可能である点。これにより復習時には、「学習者の理解度×全体の正答率」をもとに出題順位が選別され、繰り返すごとに学習者の理解度に沿った問題提示が可能となる。
合格ラインまでにはあとどれくらいなのか、自分の学習はどれくらい進んでいるのかを可視化することで、ユーザーは合格までの見通しを明確に位置づけられるとしている。同社によると、今後は他受講者との比較機能も搭載する予定だという。
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