さて、いよいよ2台使っての試聴をしてみる。借りたBeats Pill+は白と黒の2色だったので、2台並べるとアシンメトリーで、見た目も面白い。本来は同色を選ぶべきかと思うが、これはこれで良い感じではないだろうか。
2台接続する上で必要なのが、「Beats Pill+」のアプリ。スマートフォンやタブレットで使用でき、iOSとAndroidの両対応なので、誰でも使えるのがうれしいところだ。
まずは2台で同じ音を出力する増幅から使ってみる。同じ音が鳴るので、単純に音量がアップし、パワフルな感じになる。また、リビングと寝室など、違う部屋で同じ楽曲を流す使い方もバッチリ。これはBluetoothの接続距離が長くなったことによる恩恵だ。そこそこ広い一軒家でも届かない場所はないだろう。実際に使ってみると部屋を移動しても、音楽が鳴り響いているのは、結構新鮮。言うなればショッピングモールのように、どこに行っても同じBGMが流れている感じだ。
次に試したのはステレオ。それぞれのスピーカを右専用と左専用に分けて再生する。もちろん、単体でもステレオで再生するのだが、スピーカ同士の距離がとれるので、さらにステレオ感が増すわけだ。テーブルの両端やテレビ台の両端に置いて視聴してみたが、ステレオ感が大きく増し、1台では再現しきれない臨場感を感じることができた。距離が離れることで、音が小さくなることも懸念されたが、しっかりと音量を出せるので、その点も問題なし。
DJに関しては、一応、タブレットやスマートフォンで切り替えて見たものの、一人でやってもびた一文も面白くなく、やはりこれはパーティーなど、大人数でプレイするのが良い感じだということがしみじみとわかった。
Beats Pill+は、1台2万8800円もするので、おいそれと「2台買っちゃえ!」とはなりにくいながらも、2台使ってしまうと、どうしても2台欲しくなってしまう。1台でも十分なのだが。とりあえず、1台買って、今後、寝室にも置きたいとか、そういう要望が高まったら買い増すのが落とし所かもしれない。
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