ソニーは2月15日、欲しいボタンをまとめて複数の機器を手軽に操作できるリモコン「HUIS(ハウス) REMOTE CONTROLLER」の予約受け付けを開始したと発表した。操作面には電子ペーパーを採用し、画面のアレンジや切り替えも簡単にできる。同日から、ソニーのクラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」にて、予約受け付けを開始しており、価格は2万7950円。商品到着は3月以降を予定している。
HUIS REMOTE CONTROLLERは、複数のリモコンの使用しているボタンだけをひとまとめにできる学習リモコン。表示部に電子ペーパーを用いることで、電力を使わずに常に画面を表示し続けられ、スリープ状態でもボタンを目視できる。
2016年春には、無料のパソコンアプリを提供する予定で、アプリ上からボタンの配置や大きさ、ラベルまでリモコン画面をカスタマイズできるとしている。
内蔵しているリモコン信号データベースから手持ちのテレビやエアコンなどの「機器」と「メーカー」を選ぶだけでリモコンの登録は完了。加速度センシング技術を用い、持つだけで素早く起動することが可能。振動と音により、操作感もしっかり伝わる工夫がされている。
サイズは高さ123mm×幅68mm×奥行き(最厚部)24mmで、重量約130g。1500mAhのバッテリを備え、約1カ月の使用が可能だ。通信方式には赤外線を使用するほか、今後のアップデートでBluetooth Low Energyにも対応する予定としている。
HUIS REMOTE CONTROLLERは、社内の新規ビジネスアイディアを募るオーディションを通過して開発をスタートする、新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」の一環として商品化されたもの。2015年7月に支援募集を開始しており、支援者には2月15日に商品の発送が完了しているという。
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