韓国が2016年中に、新興企業や将来性の高い企業に対して総額80兆ウォン(約659億ドル)の資金を投じる計画だ。
新興企業向けの投資は主にソウルの南にある都市パンギョを中心に行われる予定だ。この地区は既に、KakaoやNexonなど現地のテクノロジ大手が進出し、「韓国版シリコンバレー」と呼ばれる。
新たな資金の投入は、未来創造科学部(部は省に相当)と関連する5つの政府機関が朴槿恵大統領に提出した行政報告書の中で発表された。予算の内訳は、8兆ウォンが直接投資、残る49兆ウォンは一般融資、23兆ウォンは政府保証債でまかなわれる。
未来創造科学部は、今後も「Center of Creative Economy and Innovation(CCEI)」プログラムを継続する予定。同プログラムは、サムスンやLGなど韓国の財閥による支援を受けて新興インキュベーターを運営している。
新たな投資は、パンギョ地区に新興企業のハブを創設し、これらの企業の海外進出を手助けするものだ。ICTによると、外国人や国外の新興企業もあわせて招致される予定で、資金的、行政的な支援を受けられるという。
未来創造科学部はまた、IT、ロボティクス、バイオ、ヘルスケア、スマートカー、エネルギー、新素材などに関連する企業が支援の対象となるとしている。
さらに、ホログラム、仮想現実(VR)、コンピュータグラフィックス(CG)、3Dメディアに関する文化やコンテンツを研究するセンターがソウルのサンアム地区に設立される計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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