エイベックス・ピクチャーズは1月9日、テレビアニメ「ハッカドール THE あにめ~しょん」のイベント「ハッカドール THE ふぇすてぃばる」をディファ有明にて開催した。
ハッカドールは、ディー・エヌ・エー(DeNA)がサービスを提供している、アニメやゲームに特化したニュースアプリ。テレビアニメはキャラクターや世界観をベースに2015年10月から3カ月間放送された。このイベントはアニメ版のファン向けに、ハッカドールとして初めて開催された単独のトーク&ライブになる。
この日イベントは2回行われたが、ここで記載するのは1回目(昼の部)の模様。イベントにはハッカドール1号役の高木美佑さん、2号役の奥野香耶さん、3号役の山下七海さん、4号役の上田麗奈さん、0号役の柚木涼香さんといったメインキャストをはじめ、アニメのゲストキャラであるアヤメ役の吉岡茉祐さん、キララ王女役の田中美海(みなみ)さんも登場。ニコニコ生放送「ハッカちゃんねる」でMCを務めているDeNAの岡村直哉氏が、このイベントでもMCとして進行役を務めた。
トークコーナーでは、まず「きみにシンクロして振り返る!ハッカトーク」と題し、アプリはもとよりアニメでもプロデューサーとして制作に携わったDeNAの岩朝暁彦氏が同席し、キャスト陣が選んだ印象に残るシーンを振り返っていった。
第2話「アイドルやらせてください!」より、ハッカドールがステージで歌う描写とインパクトの強い曲として話題となった「キャベツ検定」については、高木さんがレコーディングの際に呪文のような曲だったと振り返ったほか、山下さんがアフレコ収録時にはどんな風に描写されるのかイメージしにくかったこともあり、完成した映像を見たときには笑ったと語っていた。また第7話「KUROBAKO」はアニメの制作現場をパロディとして描いたものだが、上田さんは制作スタッフから「リアルな演技をありがとうございます」と言われたことが印象的だったという。
アニメでは全般的にハッカドールの少し抜けた“ポンコツ”なところが描かれているものの、最終話「ハッカドールにコミケもおまかせですっ」では、アクションアニメばりのバトルシーンが展開。柚木さんは、高木さんが叫ぶシーンを何度も録り直したことに触れ、キャスト陣もスタッフも「ここは本気で」という意気込みを感じられるシーンと振り返った。
ハッカドールに対する謎について岩朝氏から回答するコーナーも実施。そのなかでは第10話「温泉に行こう!」で、“男の娘”であるハッカドール3号がほかのハッカドールと一緒に温泉に入っているシーンについて質問が及び、岩朝氏がハッカドールの年齢について3号が10歳くらい、1号が14~16歳、2号が17~19歳、4号が19~21歳、0号が27歳ぐらいと設定されていることを明かした。ちなみに観客は0号の年齢がもっと上だとイメージしていたようで、どよめきも起こっていた。
またアニメ第2期や続編の可能性について、岩朝氏はファンの応援次第と前置きしつつ、「アニメBlu-rayの売上も大事ですが、イベントに来てくださったり、グッズを買ってくださったり、公式Twitterをフォローしたり話題にしてくださることが、この先の展開の可能性を前向きに考える要素になります」と語った。
トークのほかにはメインキャスト5人が挑戦するゲームコーナーも実施。賞品がかかっていることもあって意気込むキャスト陣ではあったが、苦戦する一幕も。ほかにも吉岡さんと田中さんが加わった7人が学力テストを行うコーナーも。出題している問題は中学生レベルながら“迷回答”が続出し、終始笑いに包まれていた。ちなみに学力テストは高木さんが優勝し、1号としての貫禄を見せた。
終盤は高木さん、奥野さん、山下さんによるライブコーナーを実施。ステージ衣装をまとってアニメのエンディングテーマ「Happy Days Refrain」、アプリリリース時のPVに収録されていた、ハッカドールとしてのはじまりの曲でもある「First Heart Beat」、オープニングテーマ「Touch Tap Baby」の3曲を次々に披露。客席で多くのサイリウムが振られる中、出演者はステージで華麗なステップとハッカドールのかわいらしさを織り交ぜたダンスパフォーマンスを披露し、観客を魅了した。ライブでは初披露の曲があったものの、ファンからのコールが巻き起こるなど一体感に包まれていた。
締めくくりのあいさつのなかでは、ライブステージを見ていた柚木さんがしきりに感動したことを語っていたほか、集まったファンの熱量の高さに続編を期待する声もキャスト陣から飛び出した。ほかには例を見ない、ニュースアプリから誕生したコンテンツの勢いとキャスト陣やファンの愛着を感じるイベントとなっていた。
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