正月のお年玉で懐が暖かくなった子どもたちが向かう先は、おもちゃ屋さん。多種多様な製品があふれる分野だが、実際に料理できるキッチン、縫い物のできるミシン、アクセサリが作れるビーズキットなど、昔から大人向けデバイスを模したジャンルが存在する。最近は、携帯電話やスマートフォンだけでなく、スマートウォッチ風の「プレイウォッチ」まで登場した。
今回クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で見つけた「dokiWatch」は、子ども用スマートウォッチ。子ども向けらしいポップなデザインだが、3Gや無線LAN(Wi-Fi)経由で通話が可能なうえ、GPSに対応するなど、おもちゃとは一線を画した本格的なウェアラブルデバイスだ。
コミュニケーション機能は音声による通話とメッセージ交換のほか、ビデオ通話とビデオメッセージの利用が可能。やり取りには絵文字も使える。
位置検出には、GPSに加え、GSMおよびWi-Fiからの情報を使う。保護者はスマートフォンにインストールした管理用アプリで子どもの居場所をリアルタイムに確認したり、特定のエリアに入った際に通知させたりできる。
子どもが危険を感じた場合には、側面の赤い非常ボタンを3秒間押してSOSモードを起動させるとよい。このモードになると、あらかじめ設定しておいた連絡先に非常通知を送信するほか、60秒間録音した子どもと周囲の音声データを送り、60秒ごとに位置情報を伝える。
お楽しみ機能としては、内蔵フィットネストラッカーと連動して育てられる電子ペット「dokiPet」がある。子どもが元気に動き回ると、それを検知したdokiPetがレベルを高めて姿を変えていく。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2月5日まで。記事執筆時点(日本時間1月6日14時)でキャンペーン期間は30日残っているが、すでに目標金額2万ドルの1.5倍を超える3万ドル強の資金を集めている。
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