Cerevo、スマートマイクやホームロボットなど4製品を発表 - (page 2)

可変型ホームロボット「Tipron」

 Tipron(ティプロン)は、3mの距離で80インチの投影機能を備え、投影場所に全自動で移動するホームロボット。高所からの投影を実現すると同時に安全性の維持および未使用時の存在感を低減するために可変機構を採用しているのが特徴だという。

 充電時や移動時は全高約40cm、映像投影・写真撮影といった機能を用いる際は全高約80cmのプロジェクション形態へと自動変形、さらにプロジェクタ・ユニットの角度を変更することで、約1mの高さに映像を投影できる。


「Tipron」

 本体上部のプロジェクタ・ユニットは縦方向、左右方向への向きに加え、左右それぞれの方向に回転可能。壁や天井など、好きな位置に対して上下左右それぞれの方向へ台形補正を掛けつつ映像が投影できるという。スピーカーも内蔵しており、本体のみで映像と音声が楽しめる。

 室内の移動は、指定した場所へ自動で移動するほか、充電の際は自動で充電ステーションまで戻る機能を搭載。スケジュールを設定し、朝や夜などの決まった時間に指定した場所へ移動させることも加納。スマートフォンアプリからの手動操縦にも対応しており、本体に搭載したカメラの映像をスマートフォンでストリーミング再生しながら操縦もできるという。

 投影する映像は、ストレージに保存した動画に加え、背面に搭載したHDCP対応のHDMI端子を利用してパソコンやレコーダなどの画面も表示可能。Chromecastなどのワイヤレス映像伝送機器を活用することで、自由に移動できるTipronの特性を生かしつつ、室内の好きな場所にインターネット配信される動画を投影して視聴できるという。

 Twitterのハッシュタグやタイムライン、ニュースなどの情報を登録し、好みのタイミングで好みの場所に特定の情報を表示するというネット連携機能も搭載しており、例えばスポーツ中継のハッシュタグを登録しておき、当該スポーツ番組の放送時間になるとTipronがテレビの横まで移動。当該ハッシュタグで書き込まれたメッセージ群をテレビ横の壁に投影し続けるという一連の動作を、毎週当該スポーツ番組が放送されるたびに自動で行わせるといった使い方にも対応する。

 ネット連携機能は今後拡張し、さまざまな動画配信サービスにも対応予定。Tipronの発売は、2016年内を予定しているという。

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