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「CNET Japan Startup Award」受賞5社が語る今後の展望--世界を見据えた戦略

山田井ユウキ 撮影:津島隆雄2015年12月21日 12時44分
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 朝日インタラクティブとTHE BRIDGEは12月10日、「第3回 CNET Japan Startup Award」を開催した。同アワードは2015年に注目されたスタートアップ企業を選出し、表彰するもの。CNET Japan編集部とTHE BRIDGE編集部による選考により、5社が賞を獲得した。本稿では表彰式とその後のパネルディスカッションの模様をレポートする。

 同アワードの各賞と受賞社は、最優秀賞がスマートドライブ、CNET Japan賞がフォトシンス、THE BRIDGE賞がソラコム、朝日新聞社メディアラボ賞がFULLER、事前の読者投票で決める読者賞がカラーズ。

前列左から、フォトシンス代表取締役社長の河瀬航大氏、ソラコム代表取締役社長の玉川憲氏、スマートドライブ代表取締役の北川烈氏、FULLER代表取締役の渋谷修太氏、カラーズ代表取締役社長の経沢香保子氏
前列左から、フォトシンス代表取締役社長の河瀬航大氏、ソラコム代表取締役社長の玉川憲氏、スマートドライブ代表取締役の北川烈氏、FULLER代表取締役の渋谷修太氏、カラーズ代表取締役社長の経沢香保子氏

◇運営委員会による各賞の授賞ポイント
第3回「CNET Japan Startup Award」最優秀賞はスマートドライブ

 表彰式の冒頭、CNET Japan編集長の別井貴志は、「本アワードはスタートアップを応援するならメディアでの露出だろうという思いからスタートした。今年はノミネート企業を選ぶのも大変で、それはスタートアップのムーブメントが広がっている証拠だと思う」と挨拶した。

 受賞した5社からはそれぞれ代表者が登壇し、受賞についてコメントした。

 最優秀賞に選ばれたスマートドライブは、スマートフォンから簡単に自分の運転スピードや燃費を把握するなど、車の健康診断が受けられる「DriveOn」を開発している。登壇した北川烈氏は「事業自体はまだまだこれから」としながらも、「グローバルで大きな価値を出せる企業にしていきたい」とアピール。アワード受賞については「メンバーの励みになる」と喜びを語った。

 CNET Japan賞を受賞したフォトシンスは、ドアに端末を後付けするだけでスマートフォンを鍵にした開閉が可能になるオンライン鍵管理システム「Akerun」を開発、運営する企業。登壇した河瀬航大氏は「2014年9月に創業して、たくさんのプロダクトを出してきた。競合も出てきて超えるべきハードルも大きかった」と事業を振り返り、「すべての鍵を制御できるアプリを出したい」とビジョンを語った。

 THE BRIDGE賞のソラコムは「モバイル通信のクラウド化」に挑戦するスタートアップ。近い将来、あらゆるものがインターネットにつながる時代を見据えて開発したloTプラットフォーム「SORACOM」が評価されての受賞となった。ソラコムは他のスタートアップに比べて平均年齢がやや高めであることから、登壇した玉川憲氏は自らを「おっさんスタートアップ」と自称。「まだリリースして2カ月なので、ビジョンを成し遂げる道のりの1割も進んでいない」としながらも、「こういった賞をいただけたということは、努力が間違っていなかったということ。日本発でテクノロジイノベーションを起こしていきたい」とコメントした。

 朝日新聞社メディアラボ賞のFULLERは、アプリ分析ツール「App Ape」がさまざまな大企業に採用されているスタートアップだ。東京ではなく筑波に会社を設立したことでも注目されている。登壇した渋谷修太氏は「今年は単月で黒字になる月もあり、長くやっているといいこともあると思った。勝つまであきらめずにやり続ける者が勝つと思っているので、引き続き頑張りたい」と意気込みを語った。

 読者投票で選ばれたカラーズは、ベビーシッターを探せるソーシャルシッティングサービス「キッズライン」を提供している。登壇した経沢香保子氏は「日本にベビーシッター文化を広めて、身近にしていけるようチャレンジしていく。育児のあり方を変えていきたい」と述べた。

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