IDCのWorldwide Quarterly Tablet Trackerによると、世界のタブレット出荷台数は2015年に前年比8.1%減の2億1130万台になる見通しだという。
IDCのこれまでの複数の調査は、従来型タブレットの未来に暗雲が垂れ込めていることを示してきた。しかし、同カテゴリの勢いが完全に失速してしまったわけではない。
IDCは、2-in-1型のデバイス、すなわちキーボード着脱式製品の出荷が増え、タブレットの総出荷台数に占める割合も増加していくと予想している。AppleやGoogle、Microsoftは既にそうした製品を市場に投入している。
IDCのタブレット担当リサーチディレクターJean Philippe Bouchard氏は声明で、「100ドル未満のキーボード着脱式製品の市場投入と、市場での競争を原動力としたプラットフォームのイノベーションによって、2016年にはキーボード着脱式製品の市場規模が2倍に膨らみ、2015年と比べると75%以上の成長を記録するだろう」と述べている。
IDCは、キーボード着脱式製品の増加により、「Windows」製品の勢いが加速するとともに、Appleの「iPad」製品群に待ち望まれていた、停滞からの脱却がもたらされるだろうと述べている。
IDCのモバイル機器担当シニアリサーチアナリストを務めるJitesh Ubrani氏は、「iPad Pro」が法人とプロシューマーの双方をターゲットとしている点から、今後のタブレット市場でAppleがシェアを増加させる唯一の機会だと考えている。
またUbrani氏によると、スレート型とキーボード着脱式の双方の製品を含むWindowsベースのタブレットは、2019年までに市場シェアを倍増させるだろうという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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