「MGSV:TPP」「ドラクエヒーローズ」など3作品がPlatinum Prizeに--PS Awards 2015

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは12月3日、都内でプレイステーション関連タイトルを表彰するイベント「PlayStation Awards 2015」を開催。受賞タイトルを発表した。

  • ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏

 2014年11月1日~2015年9月30日に発売されたソフトを対象に、日本を含むアジア地域でヒットしたタイトルならびに、ユーザーからの投票により支持を受けたタイトルを表彰するイベントとなっている。

 累計出荷本数とダウンロード数の合計が100万本以上のタイトルに贈られるPlatinum Prizeについて、2014年は受賞作がなかったが、今回は「メタルギアソリッドV ファントムペイン」(コナミデジタルエンタテインメント)、「Minecraft」(Mojang AB)、「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(スクウェア・エニックス)の3タイトルが受賞した。50万本以上のタイトルに贈られるGold Prizeは「GOD EATER 2 RAGE BURST」(バンダイナムコエンターテインメント)、「ワンピース海賊無双3」(バンダイナムコエンターテインメント)、「グランド・セフト・オートV」(ロックスター・ゲームス)、「龍が如く0 誓いの場所」(セガゲームス)、「Bloodborne」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が受賞。

  • 「ドラゴンクエストヒーローズ」では、堀井雄二氏(中央)をはじめ、開発を担当したコーエーテクモゲームス ゼネラルプロデューサーのシブサワコウ氏(右から2番目)ら開発スタッフが登壇

 Platinum Prizeの授賞式ではMojang ABから登壇とコメントがなく、コナミデジタルエンタテインメントからは広報宣伝本部 本部長の米田恵美子氏が登壇し、「メタルギアソリッドV ファントムペイン」について「制作者の熱い思いと情熱がいっぱい詰まったタイトル。何十時間、何百時間でも楽しんでいただきたい」と語った。またゲームデザイナーの堀井雄二氏は、授賞式に立るのは10年ぶりであることを触れつつ、「ドラゴンクエストヒーローズは登場人物がしゃべるという挑戦的なタイトル。それが100万人以上の方に楽しんでもらえたのはうれしい」とコメント。2016年はドラゴンクエストシリーズが30周年を迎えることから、歴代作品にも触れてもらえたらと付け加えた。

  • 10年ぶりの登壇となった堀井氏は、喜びと感謝の言葉を述べていた

 ユーザーからの投票数の上位に贈られるユーザーズチョイス賞は、ジャパン部門が「メタルギアソリッドV ファントムペイン」(コナミデジタルエンタテインメント)、「グランド・セフト・オートV」(ロックスター・ゲームス)、「Bloodborne」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)、「ウィッチャ-3 ワイルドハント」(スパイク・チュンソフト)、「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(スクウェア・エニックス)。アジア部門は「The Witcher 3: Wild Hunt」(CD PROJEKT RED)、「メタルギアソリッドV ファントムペイン」(コナミデジタルエンタテインメント)、「グランド・セフト・オートV」(ロックスター・ゲームス)、「龍が如く0 誓いの場所」(セガゲームス)、「Bloodborne」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)がそれぞれ受賞。

  • 「メタルギアソリッドV ファントムペイン」の受賞で登壇した広報宣伝本部 本部長の米田恵美子氏(右)

 新設されたネットワーク売上の上位3タイトルに贈られる「PlayStation Network Award」には「Minecraft」(Mojang AB)、「ファンタシースターオンライン2」(セガゲームス)、「ファイナルファンタジーXIV」(スクウェア・エニックス)が、アジアビジネスに貢献したタイトルに贈られる「アジア特別賞」には「The Witcher 3: Wild Hunt」(CD PROJEKT RED)、「グランド・セフト・オートV」(ロックスター・ゲームス)、「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」(スクウェア・エニックス)が受賞した。

  • PlayStation Awards 2015登壇者

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデントの盛田厚氏は、PS4が価格改定で世界累計3000万台を達成したことに加え、10月と11月の2カ月間では前年比で3倍を記録。PS Vitaについても9月に発売されたカラーバリエーションが好評ということもあり、10月と11月の実売は前年を上回っていると好調さをアピール。「プレイステーションがもたらす、現実世界ではできないことができる爽快感や感情が震えるぐらいの感動、驚きの体験は、10年後、20年後も心の中に思い出として残り続けるもの。今回の受賞作で『何周年を迎える』というコメントもあったが、それは長い道をクリエイターとユーザーも含めたみんなで歩いてきたと感じている。昔はゲームを遊んでいたけれど一休みしている人たち、コンソールゲームを遊んでみたいと思っている人たちなど、もっともっとたくさんの人がプレイステーションを楽しめるようにユーザーへ届けていく」と語って締めくくった。

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