旅行先でスマートフォンのバッテリがなくなりそうな場合、空港やカフェ、ホテルなどに用意されているUSB充電コーナーを使う人は多いだろう。しかし、用心してもらいたい。何気なく挿したUSBケーブルを介し、スマートフォン内の重要な情報を盗まれたり、危険なアプリを勝手にインストールされたりする、ジュースジャッキング(juice jacking)と呼ばれるセキュリティ攻撃が広まっているそうだ。
そこで、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の、USB充電時の安全を確保するデバイス「USBeSafe」を使ってはどうだろう。
USBeSafeは、空港などにある充電コーナーやネットカフェのPCといった信頼できないデバイスのUSBポートと、充電したいスマートフォンなどとのあいだに挟んで使うUSBアクセサリ。データ転送を阻止する回路になっていて、どこでも安全に充電できる。
側面のスイッチを切り替えると、データ転送可能なモードになる。ジュースジャッキングの心配がない環境では、安心してスマートフォンの同期や写真のバックアップなどが済ませられる。
USBeSafeのデータ転送禁止モードは、自宅などでも便利だ。例えば、スマートフォンとPCを接続すると自動的にあるアプリが起動し、時間のかかる同期処理が始まる設定になっていたとしよう。普段は便利な機能だが、充電だけしたい場合にはアプリ起動と同期処理でPCが重くなってしまう。
そんなときにUSBeSafeをデータ転送禁止モードにしておけば、充電以外の処理が実行されないので、動作の重いPCにイライラしないで済む。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間2016年1月4日まで。目標金額の2万8000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間2015年12月2日14時)で集まった資金はまだ317ドル。
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