Qiのようなワイヤレス充電は便利だが、結局は充電台の上にスマートフォンを置かなければならない。充電用のケーブルを挿す手間は省けるものの、充電できる場所が限られる制約からは解放されない。
それに対し、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中のワイヤレス充電システム「TCharger」は充電場所の制限がなく、家の中ならどこでも充電できる。
TChargerは、コンセントに挿しておく2つのトランスミッタと、スマートフォンなどに接続しておくレシーバで構成される。Qiと同様に電磁誘導で充電するが、トランスミッタとレシーバのあいだは30フィート(約10m)離れても充電可能。家の中であれば、全体が充電エリアになる。
一般的なワイヤレス充電は充電できる距離が極端に短く、スマートフォンを充電台の上に置く必要がある。そのため、電話がかかってくるなどして充電台から外すと充電が止まってしまう。
TChargerは、エリアに入っていれば常に充電されるので充電場所の制約がなく、スマートフォンを使いながら意識せず充電できる。バッテリ切れで困ることがなくなるだろう。
Indiegogoでの目標金額は3万ドル。記事執筆時点(日本時間11月24日11時)で集めた資金はまだ2209ドル。
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