BlackBerryは米国時間10月23日、Android搭載スマートフォン「BlackBerry Priv」の予約受付を米国で開始した。BlackBerryは先週、同端末の価格を749ドルと自社ウェブサイトで誤って公開してしまっていたが、実際の価格は699ドルとなっている。
749ドルという価格は、ハードウェア販売を拡大させようとしている企業としては強気すぎだ。同等の価格で販売されている「Android」や「iOS」製品は多数存在する。
699ドルという価格ですら、一部の人たちを遠ざける可能性がある。特にBlackBerryは、自社アプリおよびサービスを他のプラットフォーム向けに多数提供しているためだ。
では、Privを購入する理由があるとそれば、それは何か。2つの理由を思い浮かべることができる。
たとえば、ハードウェアキーボードを搭載するハイエンドAndroidスマートフォンは他にない。Appleも物理キーボードを搭載している端末を製造していないし、製造したこともない。そのため、Privは、GoogleのAndroidをモバイルプラットフォームとして使用したいハードウェアキーボード愛好家を引きつける可能性がある。
また、BlackBerryは先週、セキュリティとデータプライバシーについて、ボトムアップ方式を採用し、その取り組みをハードウェアから開始していることを述べている。セキュリティ上の脅威やマルウェアがAndroidプラットフォームを襲っているが、企業は言うまでもなく、セキュリティに対する意識が高い個人は、高価格と受け取られているBlackBerry Privにためらうことなく費用を投じる可能性がある。
Privは以下の内容を搭載している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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