スマートウォッチは便利だけれど、自分にとって余計な機能が付いていたり、必要な機能が搭載されていなかったりして、どのモデルも一長一短。いらない機能は使わないだけだが、機能が足りないと別のデバイスを持ち歩くことになり、ウェアラブルの良さが損なわれる。
そこで、搭載する機能を取捨選択できるモジュール式のスマートウォッチ「BLOCKS」を紹介しよう。現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で多くの支持を得ている。
BLOCKSは、タッチパネル式画面やBluetooth、無線LAN(Wi-Fi)、バイブレーションなど基本的なスマートウォッチ機能を備える腕時計の本体の形をしたコアと、各種機能を追加する腕時計バンドの“駒”モジュールから構成されるデバイス。自分に必要な機能だけに絞った、自分専用のスマートウォッチが作れる。
駒の脱着は簡単で、BLOCKSを作動させたまま交換できる。そのため、出かける際にその日に必要なモジュールを選んで使うなど、柔軟な使い方も可能。予備のバッテリモジュールを持ち歩いていれば、外出先のバッテリ切れで困ることもない。
現時点で用意されているモジュールは、バッテリのほか、GPS、NFC、心拍センサ、標高/気圧/気温センサ。これから開発する計画のモジュールは、GSM対応SIMカード、指紋センサ、LEDライト、各種機能を割り当てられるプログラマブルボタン。
BLOCKSの開発グループは、サードパーティによる独自追加モジュール開発を推奨しており、ソフトウェア開発キット(SDK)とモジュール開発キット(MDK)を提供する予定。これにより、カメラやフラッシュメモリなどのモジュールが登場するかもしれない。
BLOCKSのOSはAndroidベース。ただし、Androidスマートフォンだけでなく、iPhoneとの連携にも対応している。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間11月20日まで。記事執筆時点(日本時間10月21日13時)で、目標金額25万ドルの4倍近い約96万ドルの資金を集めている。
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