CNET Japanの編集記者が日々の取材や暮らしの中で気になったサービスやユニークなガジェット、驚きの技術、ウェブで話題のトピックなどを、独自の視点で紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。今回は、「iPad」用スタイラス「Jot」シリーズで知られるAdonitの新製品「Jot Dash」を使う機会があったのでその使用感を紹介したいと思う。Adonitは同製品を米国時間9月1日に発表している。
Jot Dashは、Adonitのスタイラスである「Jot Touch」や「Jot Script 2」と同様に、ペン先に同社「Pixelpoint」技術を使用するアクティブ方式なため、充電池を搭載して電力を供給している。Adonitによると、Jot Dashは1回の充電で最大14時間の連続使用が可能だという。
一方、Jot DashがJot TouchやJot Script 2と異なる部分として、まずペン軸の太さがある。ペン軸の直径がJot Touchで12mm、Jot Script 2で10.5mmなのに対し、Jot Dashでは8.5mmと10mmを下回る細さとなっている。実際に握ってみると、少し太めの鉛筆という感じだ。人によってペン軸の太さに対する好みが分かれるため一概にはいえないが、細めのペン軸が好きなユーザーにはうれしい変更だろう。
また、ペン軸の末端にクリップがあるものの、Jot TouchやJot Script 2のようにグリップ付近に電源/機能ボタンがないため、すっきりとしたデザインになっている。
Jot Dashは使用に際して、Jot TouchやJot Script 2と異なりBluetooth接続を必要としない。そのため、パームリジェクションや筆圧感知といった機能は利用できない。しかし、電源をオンにするだけで、アプリケーションとのペアリング不用で素早く使い始められるのは便利だ。また、当然だが、Bluetooth接続が何らかの理由で切れてしまい再接続するという煩わしさもない。
電源をオンにするには、ノック式のボールペンのようにペン軸末端にあるボタンをクリックする。もう一度クリックするとオフになる。電源オン/オフ状態はグリップ近くに目立たないように搭載された小さなインジケータで確認できる。電源をオンにすると1~2秒間だけ緑色に点灯する。オフにするとやはり1~2秒だけ赤に点灯する。
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