サムスンは現地時間10月7日、2015年第3四半期の営業利益が前年同期との比較で大幅増になるとの見通しを明らかにした。
とはいえ、この結果も同社のスマートフォン「Galaxy」シリーズが高い人気を誇っていた2年前の業績には遠く及ばない。2013年第3四半期の営業利益は四半期としては最高の10兆2000億ウォン(96億ドル)を記録していた。だが、その時期を境に、同社の業績は下降線をたどり始めた。
サムスンは、営業利益が7兆2000億~7兆4000億ウォン(約62億9000万ドル)になるとの見通しを示した。2014年第3四半期は、ハイエンド市場でAppleと、ローエンド市場で中国のXiaomiなどのベンダーとの競争に苦戦し、営業利益は前年同期比で60%減の4兆600億ウォン(39億ドル)となった。Thomson Reutersがまとめた直近のアナリスト予測では、2015年第3四半期のサムスンの営業利益は6兆7400億ウォンになるとしている。
サムスンはまた、売上高が約50兆~52兆ウォン(約439億ドル)になるとの見通しを明らかにしている。これに対し、ウォールストリートの予測は50兆5000億ウォンとなっている。
サムスンの正式な決算報告は、今後数週間のうちに発表される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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