個人間の部屋のシェアやレンタルを仲介するオンラインサービスのAirbnbが、主に健康関連デバイス向けの組み込みセンサを手がける新興ハードウェア企業のLapkaを買収した。
Lapkaは米国時間9月29日、自社のウェブサイト上で今回の買収を明らかにしている。
買収の金銭的条件は公開されていない。
買収の事実は明らかになったものの、LapkaがAirbnbの事業展開の中でどのような役割を担うのかはいまだに不明確だ。
Lapkaの最高経営責任者でクリエイティブディレクターを務めるVadik Marmeladov氏は、ブログ投稿の中で、設計を手がける同社が医療機器を作るつもりは全くないとした上で、「これまでで最も美しい科学を構築する」と述べている。
Marmeladov氏は、「放射線センサやEMFセンサ、さらにはアルコール検知器であれ、どの製品もデバイスとしてではなく、トークンやチャーム、お守りといったものを想像した」と記した。
Lapkaのカタログをよく見ると、放射線や一酸化炭素などの「パーソナル環境」基準のモニタリングを可能にするセンサ類が含まれている。Airbnbは独自のコネクテッドホーム技術の開発に着手している可能性があり、これは、Google傘下のNestが取り組んでいることと似ている。
Marmeladov氏は、やはりサンフランシスコを拠点とするAirbnbに自身が加わる予定であると付け加えた。ただし、自身の職務については具体的に言及せず、どんな仕事を担当することになろうと、その内容は「言葉で説明できることではない」と述べるにとどまった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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