ベルリン発--サムスンはドイツのベルリンで開催されている技術カンファレンスIFAの同社基調講演において、睡眠の質を高める新しいセンサを発表した。「SleepSense」と呼ばれるこのセンサは、マットレスの下に置くことによってユーザーの夜間の動きを追跡する。サムスンによると、この機器は97%の精度で睡眠パターンを把握し、その情報を使用して、より良い睡眠を得るための個人向けアドバイスが記された睡眠レポートを毎朝生成するという。
このセンサはスマートフォンと直接同期し、ユーザーが専用の「SleepSense」アプリで自分の睡眠データ全体にアクセスできるようにする。これをサムスン製のスマート機器と同期させることも可能だ。睡眠サイクルの主要なタイミングで空調を入れたり、「Netflix」を見ながら夜更かししているときに、ユーザーが眠りに入ったことをSleepSenseが検出した時点で自動的にテレビの電源を切ったりするように設定できる。
スマートホーム機器とのさらに優れた統合機能として、SleepSenseは、サムスンが2014年に買収したコネクテッドホーム制御プラットフォーム「SmartThings」とのペアリングが可能だ。つまりSleepSenseは、SmartThingsと併用することを特に目的としてサムスンが設計した初の機器ということになる。
サムスンは、SleepSenseの価格、発売時期、発売地域をまだ発表していない(ただし、世界中で発売される予定だと、筆者はある同社関係者から聞いている)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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