オランダの国土は干拓地が多く非常に平らで、駐輪場や自転車走行レーンが整備されていることもあり、自転車を利用する人が多い。そのため、首都のアムステルダムでは自分で停めた自転車を見つけることが「悪夢」だという。
そんな問題を解消するためのスマートな自転車用ベル「Pingbell」が、クラウドファンディングサービスKickstarterに登場した。開発したのは、アムステルダムに拠点を置くグループだ。
Pingbellは、スマートフォンと連携して駐輪した自転車を発見できるデバイス。自転車を停めて離れるとその地点が自動的に記録され、後でスマートフォン上の地図を見ながら駐車場所まで戻ることができる。
PingbellはスマートフォンとBluetoothで通信し、持ち主が自転車に近づくとスマートフォンのアプリを介して通知してくれる。さらに、アプリの「Ping」ボタンをタップするとPingbellのベルが鳴り、音を頼りに自転車を見つけられる。
夜間の住宅地などベルの音を鳴らしたくない場合は、PingボタンでPingbellのLEDを光らせることが可能で、迷惑をかけないよう配慮されている。
もちろん、Pingbellは普通の自転車用ベルと同じく手で鳴らすことができる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月1日まで。目標金額の4万ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間9月2日13時)で約6600ユーロの資金を集めている。
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