中国のスマートフォンメーカーであるOnePlusはハイエンド端末の提供で有名だが、Androidファンが称賛する別の理由がある。同社の最新モデルがとても修理しやすいことだ。
OnePlusの最新Androidベーススマートフォン「OnePlus 2」は、 iFixitの修理容易性スコアで10点満点中7点を獲得した。iFixitはガジェットを分解して、ユーザーに機器の修理に役立つツールを販売している企業だ。OnePlus 2のスコアが高いのは、故障しても端末全体を買い替えずに、その箇所を個別に交換できるモジュラーコンポーネントが採用されているからだ。OnePlus 2のスコアは前のモデルである「OnePlus One」を軽く上回った。OnePlus Oneの修理容易性スコアは5点にとどまっている。
OnePlus 2は市場に出回っているスマートフォンの中でも、Androidファンにとって最もエキサイティングなものといえそうだ。OnePlusが「2016年のフラッグシップキラー」と銘打つこの端末はハイスペックで、5.5インチディスプレイ、13メガピクセルの背面カメラ、USB-Cポートを含む。OnePlus 2によるUSB-Cポートの搭載は、マスマーケット向けスマートフォンで既に同市場にある端末としては最も早い部類に入る。またOnePlus 2は、OnePlusが自社開発したAndroidの改変版「Oxygen」をOSとして採用している。価格は329ドルからだ。
OnePlus 2を手に入れたユーザーは、この端末にQualcomm製の各種コンポーネントが組み込まれていることに気付くだろう。iFixitによると、OnePlus 2ではプロセッサだけでなく、内蔵オーディオチップ、デュアルSIMカード管理コンポーネント、Wi-FiチップもQualcommが供給元だという。一方、OnePlusは、メモリとストレージについてはサムスンから供給を受けている。またiFixitは、OnePlus 2もOnePlus Oneと同様に、OnePlusならではの赤いバッテリーを備えていることも発見した。このデザインは、端末を分解して初めて目にすることができる。
ただし、OnePlus 2の内部はいいことずくめではない。iFixitによると、同端末では液晶画面とガラスデジタイザ(OSをコントロールするデジタルコマンドにユーザーのタッチ操作を変換する)が一体化しているという。このため、もし液晶ガラスが割れるとデジタイザも交換する必要があり、余計なコストが生じる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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